京の町家 暮らしの意匠会議のおばんざい

お雑煮(京雑煮)

頭芋は元旦に、2日と3日はもちを増やして三が日の間、朝食としていただくのが京都の私どものスタイル。
「円満に一年を過ごせるように」と、丸餅と小芋を、「人の頭になって暮らせるように」と、頭芋を。シンプルながら、とても味わい深いものです。

平成17年文化庁お雑煮100選 審査員特別賞を受賞したお雑煮(京雑煮)です。
お雑煮(京雑煮)

お雑煮(京雑煮)の作り方

お雑煮(京雑煮)の材料

頭芋
小芋
雑煮大根(ねずみ大根)
花かつお
丸餅
白みそ
こんぶ

お雑煮(京雑煮)の健康ひとことメモ

雑煮大根のジャスターゼが消化を促す。

  1. 切り目を入れただしこんぶを前日より水につけておく。
  2. 芋の皮をむき、蒸し煮する。頭芋は厚めにむく。
  3. 大根の皮を六角形になるようにむき、5mmぐらいの厚さに輪切りにしてゆでる。
  4. 餅は焼いて、熱湯につける。
  5. だし汁を火にかけ、沸騰直前にこんぶを取り出し、芋と大根を入れ、温まったら餅を入れて白みそを溶く。
  6. 沸騰直前に火からおろして碗に盛る。頭芋の上に花かつおを飾る。

町家暮らしの知恵を拝借

おばんざいのレシピや暮らしの知恵をご提供いただいている方々をご紹介致します。

京の町家 暮らしの意匠会議

京町家に伝わる知恵を今に伝えるべく活動されています。NHKの「ためしてガッテン」にも出演されました。

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料理研究家 杉本節子

京町家で高名な杉本家に伝わるおばんざいを継承。料理研究家としても活躍されています。

料理研究家 杉本節子