老舗の麸屋が教えるお麸レシピをご紹介!

元禄二年創業の京の麸屋 半兵衛麸のお麸レシピ

― 半兵衛麸は、お客様に「美味しい」と喜んで頂けることを何よりの励みとし、素材と製法にこだわり、時代とともに京麸を発展させながら、ひとつひとつ丹精に作り続けております。

京の麸は、京料理の一品として、また、精進料理の貴重なたんぱく源として豆腐、ゆばと並んで欠かすことのできない伝統食材。今回は、京都のお麸を使ったレシピをご紹介します。お麸レシピを教えてくださるのは、元禄2年から続いている京の麸屋「半兵衛麸」さんです。

やき麸レシピ

半兵衛麸さんのやき麸は、きめが細かく、目がしっかりと詰まっているので火を入れても煮崩れしにくいのが特徴。水戻しをしてから使いましょう。
小麦本来の美味しさと香ばしさ、つるりとなめらかな上質の食感を楽しむことができます。

なま麸レシピ

もっちりと柔らかで、弾力がありなめらかな食感の中に漂うほのかな小麦の甘み。合せる素材を選ばず、どんなお料理にも使えます。
生地に工夫をこらしたもの、餡を包んだもの、しぐれ煮にしたもの、お祝い用の縁起物など、さまざまな種類があります。

今回ご紹介しましたお麸レシピは、本と公式ホームページにも載っています。

今回ご紹介して頂きました半兵衛麸さんのお麸レシピは、淡交社発行の「京都半兵衛麸のやさしいお麸レシピ」と半兵衛麸の公式サイトにも掲載されています。
ご紹介した12品以外にも、お寿司やデザートメニューなど豊富な麸レシピが載っています。

※半兵衛麸の公式サイトは、「半兵衛麸とは」から移動することができます。

「京都 半兵衛麸のやさしいお麸レシピ」
著者:玉置万美
出版社:淡交社
発売日:2012年10月1日
価格:980円(本体価格 933円)

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著者 玉置万美

半兵衛麸当主11代目の長女として京都市東山区で生まれる。
半兵衛麸としてお麸の新しい食べ方の発信、食育・京文化の伝承の活動のほか、京都市観光大使などでも役員を歴任。
現在、株式会社半兵衛麸 専務取締役。

著者 玉置万美

半兵衛麸とは

公式サイトを見る

半兵衛麸さんは、元禄2年(1689年)創業の京の麸屋。江戸時代中期、御所の大膳亮(食事を掌る職)を務めた初代・玉置半兵衛が、元禄2年(1689年)に当時はまだ寺院や宮中でしか食されることのなかった貴重な食材「麸」の製法を学び、京の町で「萬屋(よろずや)半兵衛」として商いをしたことが始まりです。
以来、半兵衛麸さんは、材料にこだわり、時代の変化とともに麸を発展させながら、丹精を込めて伝統の味わいと技を守り続けてきました。

本店は京の鴨川・五条大橋のたもとにあり、その他関西、関東、中部のデパートやモール、オンラインショップで販売。
本店併設の茶房もあり、お昼のみ麸・ゆばのお料理「むし養い」を食べることができます。


町家暮らしの知恵を拝借

おばんざいのレシピや暮らしの知恵をご提供いただいている方々をご紹介致します。

京の町家 暮らしの意匠会議

京町家に伝わる知恵を今に伝えるべく活動されています。NHKの「ためしてガッテン」にも出演されました。

京の町家 暮らしの意匠会議

料理研究家 杉本節子

京町家で高名な杉本家に伝わるおばんざいを継承。料理研究家としても活躍されています。

料理研究家 杉本節子