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京の町家のおばんざい歳時記
1月

行事ごとに伝統的な献立をご紹介させて頂きます。家ごとに少しずつ異なったり、もうすたれてあまり家庭では作られなくなったものや、記憶にあるなつかしい料理等も含まれています。
京町家意匠会議(髙橋、髙橋、藤田、吉竹、吉井)

京の町家のおばんざい歳時記 1月

1日 元旦

朝一番に、井戸から汲み上げた水(若水)とおけら火を使って用意しておいた雑煮を作ります。
井戸水が食用として使えない昨今は水道から出した一番水を使います。

お正月料理はこちらで詳しくご紹介します

4日 お鏡開き

堅くなり過ぎないうちに鏡餅を切り分ける行事。

※ 三が日、こってりした白味噌雑煮の後の、このすまし汁はあっさりと美味。おわんは常使いのもので箸は祝箸を使う(15日まで)。

5日 新年会

簡単な会席料理を近所の仕出し屋からとり、家族、従業員と共に頂く。

7日 七日正月

※ 今は八百屋で売っているパック入りの七草を使うが、少人数では全部入れると多い。

※ 七草の囃子歌に中国鳥インフルエンザの予見を見つけたようで、昔のしきたりも興味深い。

※ せり、なずな、ごぎょう(ははこぐさ)、はこべら(はこべ)、ほとけのざ(コオニタビラコ)、すずな(かぶら)、すずしろ(大根)、これぞ七草。

10日 十日(初)えびす

※ ていねいに恵比寿さんをおまつりする家は、糸かけ鯛や洗米、お酒、お水、お塩等を供える。

※ 鯛は、あと焼くよし、煮るよし、根菜類のおだしによし。

※ 10月20日もえびす講の日。20日えびすと云って、同様のお汁をいただく。

15日 小正月

この日のおばんざい

小豆のお粥さん
赤飯のお粥
小豆のお粥さんレシピ掲載中!

20日 骨正月(二十日正月)

お正月に食べた魚のあらを使った料理を食べることから、骨正月、または頭正月という。

21日 初弘法
25日 初天神

初弘法、初天神の頃は大寒で、この頃の水で餅をつくとカビが生えにくいということで、寒餅を搗(つ)き、よもぎや黒豆等をまぜて、のし餅にします。
薄切りしたこれを干して、おかきにもします。

町家暮らしの知恵を拝借

おばんざいのレシピや暮らしの知恵をご提供いただいている方々をご紹介致します。

京の町家 暮らしの意匠会議

京町家に伝わる知恵を今に伝えるべく活動されています。NHKの「ためしてガッテン」にも出演されました。

京の町家 暮らしの意匠会議

料理研究家 杉本節子

京町家で高名な杉本家に伝わるおばんざいを継承。料理研究家としても活躍されています。

料理研究家 杉本節子